1.「受講生区分」の廃止
かわさき市民アカデミーは、その創設時、受講生に「会員」と「聴講生」という2つの区分を設けました。これは一般の大学が有している制度、すなわち、入学金を納め定められた単位を履修し学位を取得することを目指す「学生」と、興味ある講座の受講のみを目的とする「聴講生」という区分を当アカデミーにおいても採用したものです。「学生」を「会員」と呼称することとし(入会金は入学金に相当)、「修了認定」とは一般の大学で言う「学位の取得」に相当するものでした。
その後、修了期間2年を想定していた「会員」に「1年会員」という区分をも加え、現在の「2年会員・1年会員・聴講生」という受講生区分となりました。さらに「聴講生も一定の単位取得により修了認定が可能」という、今から思えば自己矛盾的な制度変更を行ったことから、受講生の間では「会員制度がよくわからない=会員と聴講生の違いは何?」といった疑問の声が多く寄せられることとなりました。
一方、受講生の意識も大きく変化し、「修了すること」の意義を感じない、興味ある講座の受講が出来れば良い、という受講生が次第に増えてきました。その変化を受けて昨年「修了制度」を廃止する(2024年度で終了)ことと致しました。その結果「2年会員・1年会員・聴講生」という区分は、本来の区分意義を失い、付随区分としての「受講料の納入方式の違い」を示す意義のみが残ることとなりました。
以上の経緯から、今年度を以て、受講生を「2年会員・1年会員・聴講生」と区分することを廃します。今後、受講生は単一の区分(全員を「受講生」と呼称する)となります。
2.「受講料納入方式」について
上述のとおり現在の受講生区分は「受講料納入方式区分」をも付随的に担っています。その受講生区分を廃するのですから、今後は「受講生」夫々が選択する「受講料納入の方式」を用意します。その内容は金額・仕組ともに現在の3方式と変わりはありません。
具体的には、聴講生に適用されていた納入方式を「単期コース」、1年会員に適用されていたそれを「1年コース」、2年会員のそれを「2年コース」とします(現在2年会員の1年目の方は来年度「2年コース」の2年目に移行とします)。
本件の照会先: 事業推進部会 重藤
認定NPO法人かわさき市民アカデミー
℡044-733-5590
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