9/13(土)に開催しました、2025年度SDGs講演会『沸騰する地球』~顕在化する地球温暖化と異常気象~の動画をyoutubeに公開しましたので、ぜひご覧ください。
講演会概要
近年、地球規模で「異常気象」が日常になりつつあります。2023年7月、国連のアントニオ・グテーレス事務総長は「観測史上、最も暑い月」とする公式データの発表にあわせ、「地球は沸騰の時代に突入した」と強い警鐘を鳴らしました。
日本でも近年、前例のない猛暑や集中豪雨、ドカ雪、春と秋の短さなど、従来の四季の感覚ではとらえきれない現象が頻発しており、今年6月も史上最高の暑さでした。
こうした異常気象はなぜ起きるのでしょうか? その背後にある地球規模の気象メカニズム、海洋変動や地球温暖化の関わりについて、異常気象分析の第一人者である中村尚先生に、豊富なデータとともに分かりやすく解説していただきます。
そして、将来のために私たちに何ができるのか一緒に考える場といたしましょう。
第一部は講演、第二部は対談になります。
講師(敬称略)
中村 尚 (なかむら ひさし)
■東京大学名誉教授 東京大学先端科学技術研究センター シニアリサーチフェロー(特任研究員) 気象庁異常気象分析検討会会長
■主な著書
『小学館の図鑑NEO』
『「日本の四季」がなくなる日:連鎖する異常気象』小学館新書
『もういちど読む 数研の高校地学』
蔵治 光一郎 (くらじ こういちろう)
■東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部教授
かわさき市民アカデミーでカリキュラム企画・編成委員会委員(「環境とみどり」講座・ワークショップのコーディネーター)
■主な著書
『森の「恵み」は幻想か 科学者が考える森と人の関係』(2012)
編著書『長良川のアユと河口堰 川と人の関係を結びなおす』(2024)